「サルのノミ取り」
不明
猿山など猿がたくさんいるところに行くと、猿同士が寄り添って互いに毛繕いをしているのをよく見かける。そして取ったものを時々口に運ぶ…俗にサルのノミ取りなどと言われるが、猿は本当にノミを食べるのだろうか。実は猿にノミが付くことはほとんど無い。毛繕いはグルーミングとも呼ばれ、一番の目的(効果)は相手への信頼や親愛を表現するコミュニケーションである。フケやホコリ、シラミなどを取って清潔にすることもあるが、たとえキレイであってもグルーミングは行なわれる。では何を口に運んで食べているのか。一説にはシラミの卵とも言われているが、主に汗が乾いて毛にこびり付いた塩。猿はグルーミングをしながら時々塩分を補給していると考えられている。偶には旦那様・奥様にもグルーミングをする必要がかもしれませんね。
2021.08.16