50代になった私が、毎日東大に通うことになるなんて!自分でも本当に驚きですが、「これをやってみたい!」と思う心のままに新たな一歩を踏み出してきたからこそ、人とのつながりが生まれ、思いもよらなかったところまで自分の世界が広がったのだと思います。
いとうまい子
これは正確に言えば格言ではなくインタビュー記事の中のセンテンスなのですが。アイドルとしてデビューし女優・タレント活動をしているいとうまい子さんは、現在早稲田大学の大学院の博士課程に在籍し、東京大学と共同で老化学の遺伝子研究をしています。彼女は40歳を過ぎてから、18歳のデビュー以降芸能生活を25年以上続けるなかで、これまで活動し続けられてきたことに対する社会への恩返しがしたいという動機から大学進学を目指しました。仕事のロケと並行してテストとレポートをこなし、大学院に進んでからは名古屋でのレギュラー番組に出演した後にそのまま新幹線へダッシュし埼玉所沢のキャンパスへ週2回通っていたといいます。その彼女が言った言葉です。言葉自体はありふれたものかもしれませんが、いとうまい子さんの尊敬すべきところは、一歩目を踏み出したからには二歩目で足を止めなかったことです。ずっと歩き続けて自ら新しい世界を見たことが凄いことなのです。これまたありふれた言葉ですが、「何かを始めるのに遅すぎることなんてない」は彼女によって証明されたようなものです。小さなことにくよくよせず、自分の中のミッションを常に振り返りながら、自分も新しい一歩を踏み出し続ける人間でありたいと思います。
2021.03.04